会長あいさつ

 吉南歯科医師会は、山口市南部(旧山口市南部・小郡町・秋穂町・阿知須町)の行政地域を範囲に県央部の地域歯科保健・学校歯科保健・公衆衛生活動等に寄与してきました。
 前身は昭和17年(1942年)、小郡・阿知須・嘉川・秋穂・大道・鋳銭司・東岐波の各地域が集まり山口県歯科医師会吉南支部として発足しました。その後、昭和22年10月に社団法人「吉南歯科医師会」として設立されました。
 公益法人制度改革により、平成25年(2013年)4月1日に「一般社団法人 吉南歯科医師会」として認可・登録して現在に至っています。
 近年、我が国では少子高齢化が急速に進み、保健医療・介護の分野など社会保障制度改革は重要な課題となっています。そのような中で政府は、口腔の健康が全身の健康にもつながることから生涯を通じた歯科健診の充実や歯科口腔保健の充実等を盛り込んだ経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)を打出しています。
  具体的には、入院患者や、要介護者をはじめとする国民に対する口腔機能管理の推進や、地域における医科歯科連携の構築など歯科保健医療に取り組むことや、かかりつけ歯科医の普及を進めること等です。
 吉南歯科医師会は一般社団法人として「山口県民の歯・口腔の健康づくり推進条例」および「やまぐち歯・口腔の健康づくり推進計画」に基づき、県民の皆様が生涯を通じた歯・口腔の健康づくりに取り組んでいただくことにより、元気でいきいきとした人生を過ごしていただくことができるよう皆様の口腔健康管理の取り組みをさらに押しすすめたいと考えています。そのためには、まず行政や他職種との連携を深め、乳幼児、児童、生徒、学生、成人の歯と口腔の健康づくり対策を強化したいと思います。さらに成人期以降の歯周病の予防に取り組み生涯を通じた歯・口腔の健康づくりを推進して、よりいっそう住民の健康の保持増進に尽力をつくしたいと考えています。

吉南歯科医師会会長
安元 重実

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